今日は近所の児童館でのコンサート。
普段は地域の乳幼児さんや学校帰りの小学生に安全な遊び場として開放されている児童館で、演奏の機会をいただきました。
私が音楽院時代からお世話になっているピアノの先生が20年近く弾いている恒例のコンサートということで、近所の方々も大勢聴きにいらっしゃって、赤ちゃんから大人までたくさんの方に聴いていただける機会となりました。
お客様にとっていつも過ごしている日常の場がいっときだけ演奏会の会場になる、といった場合のコンサートの時は、クラシックばかりで飽きさせてしまわないようプログラム作りから工夫が必要です。
そんな時に活躍してくれるのがヴィオラ!
楽器の説明から始まり、サイズ感の差、ヴァイオリンとの音域や音色の違いを感じていただけるような選曲、人の声に近いと言われているところから日本唱歌を弾き共に歌ってもらったり。
バラエティーに富んだプログラムが組めるのもヴィオラを弾ける人の利点!
ヴィオラの音色や響きの深さ豊かさに憧れ、なにより音楽を作る上で重要な内声という役割の悦が魅力で、子供の頃からヴィオラを弾いてきました。
生徒たちへの指導にもこの視点を持って取り組んでいます。
楽器演奏は仲間とのより濃い関係性をもたらしてくれる自己表現の1つとして、大切な存在であることは感じていましたが、今日のようなコンサートでは親しみを感じてもらえるキッカケになってくれる大事な「コミュニケーションツール」でありました。
子供の頃から楽器のお稽古を続けることで得られる宝物の一つを、今日のコンサートで改めて見つけることが出来ました。